広島県のお城

寺原城 (北広島町)

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寺原城 遠景

 寺原城は山の南側の墓地近くから登城した。しかし道は歩き始めて5分後にはなくなる。仕方なく山頂目指して直登した。山の中腹程度に削平された平坦地が何層にもある。しかし、郭とゆうより段々畑のあとにも見えなくはない。そこから山頂付近まで階段状の平坦地を登った。山頂は二ヶ所の盛り上がった場所があり北側には大岩のある削平地。南側の山頂は切岸され石垣で補強された削平地があった。多分、南側が本丸と思われる。
 この城には案内板やら看板はないが、隣接する余谷城と一緒に記述された書籍はある。千代田町史では、南北朝期に山県十郎・毛利親衡・寺原時親・山県為継・壬生道忠・吉川経盛らが直冬党に属し、尊氏党の武田氏信の指揮下の吉川実経・同親長・逸見大河らと戦火を交え、西条・吉田の戦いの後、1350年6月8日~6月11日にかけて直冬党が籠もる寺原、余谷城、猿喰城が攻略されたとある。その後、寺原地区は武田氏、そして吉川氏の領地となる。
 

寺原城 本丸跡

寺原城 北側削平地の大岩

展望

登城の疲労度
★★★

# 登城 2008年3月

所在地 北広島町寺原
1:日野山城 2:寺原城 3:余谷城 4:今田城 5:猿喰城


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