広島県のお城

駿河丸城 (北広島町)

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駿河丸城 01
 大朝の小高い丘に城跡はある。駐車場が分からなかったので案内板の前の空いたスペースに駐車。そこから本丸を目指した。城跡は竹やぶに覆われているが竹も生長しているので歩きにくいことはない。割と簡単に本丸へと辿り着いた。本格的な中世山城へと移行する前の時代の居館城として国指定されたのではなかろうか。。

以下、現地案内板より


 史跡 駿河丸城跡

 多くの中世山城は、地域、地域の人々、財産を侵略から守る砦としての位置付けが大きかったと考えられています。
 駿河丸城跡は、大朝盆地の北側、寒曳山南麓の標高440m、比高30mの丘陵上に位置する丘城です。この丘城からは、大朝盆地の大部分が見渡せます。
 本城は、鎌倉時代末期(1313)に、吉川経高が駿河国(今の静岡県)から移り、築城し、以後、小倉山城に本拠を移すまでの約70年間、本拠地として使ったと伝えられています。しかし、これらを裏付ける史料は乏しく、駿河丸城跡の名前については、別名間所城跡とも言われ、江戸時代の中期以前は、平家丸城跡と呼ばれていたとの資料があります。

 駿河丸城跡の遺構は、南に延びる二本の丘陵先端部を利用したものです。郭群は、堀切や土塁で区切って造成し、郭の周囲は斜面を削り急峻にしており、中世山城の初期の形態を呈していると言われています。

 城の築造にあたっては、地域の人々が、自分たちの暮らしを守るため、各自が技術を発揮し協力して、汗を流した姿が思い浮かばれます。

                  1986(昭和61)年8月28日 国指定

駿河丸城 02

駿河丸城 03

展望

最寄の駐車場から本丸までの疲労度
★★ (最寄の駐車場が分からず標識前に路上駐車。)

# 登城2007年12月

所在地 : 北広島町大朝町大朝
1:吉川元春館 2:日野山城 3:小倉山城 4:駿河丸城


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