広島県のお城

高八山城 (三次市)

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高八山城 遠景

 高八山城は道路沿いに標識が設置されており場所はすぐに分かった。比高80mとそれほど高くなく、登城の道も整備されている。全体的にまとまりのある階段状に郭を配した山城であるが、この城は地元の人に愛されていると感じた。井戸跡には「井戸」の標識。石垣には「石垣」と書かれた標識(見れば分かるって)。本丸跡には竜巻で下から飛んできたとされる苗箱まで設置されてある。遺構は昔のまま残されており、比高も高くないことから山城初心者にはお奨めの城。
 築城は上山加賀守実広(広房)と伝わる。

以下、現地案内板より


高八山城址

 この山城は、もと南側の城山にあったが水の便が悪いために、下手の現在の山(山光寺山)に移ったと伝えられている。
築城は永世年間(1504~1520)には築かれていたと思われ実践的な山城である。
城主上山氏は大江流長井氏の一族が上山郷の地頭職に補され上山氏を名乗ったものという。
はじめは山内氏に属していたが天文(1532~1554)以前より毛利氏に属し、掃部助広信は天文13年7月28日備後布野の合戦で討死にしている。城主上山元忠の備中高松における奮戦後、天正19年(1591)毛利氏に従って広島に移り廃城となる。

         三和町教育委員会



高八山城 登城口

高八山城 本丸跡

展望
★★
登城口から本丸までの疲労度
★★

# 登城2008年3月

所在地 三次市三和町上壱
1:旗返山城 2:高八山城


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