松尾城 (安芸高田市)
松尾城は2007年に県の史跡指定を受けた城。史跡指定の基準はよく分からないが期待をこめて訪れた。まず山麓の城の案内板を見る。何故か敗れて破損状態。そして登城口付近の空き地に車をとめ登城。道も遺構も昔のままの完存状態である。言い換えるならば放置山城状態。しかし、木が成長しているので歩きにくい事もなく、遺構の状態も良く分かった。城主である高橋氏は石見から安芸にかけての広い地域を支配した国人である。石見側の城も訪れてみたくなった。
以下、現地案内板より
松尾城跡 （土肥城、高橋城）
古くは松尾某の居城で、後に石見より高橋氏が入り安芸国側の拠点として城の規模を拡大、本格的な山城として構築したと言われる。
在城主名はほとんど不明だが、文明年間（1469～1486年）には高橋名、横田常陸守朝光の名がみえ在城していたと思われ、その後享禄2年（1529）尼子方についた高橋氏を毛利・和智・大内方が攻め、落城した時の城主は高橋伊代守弘厚（重光）であり、この城での敗退が高橋氏滅亡へとつながったと言われている。
城の遺構はあまり破壊されておらず、落城時の遺構であると推測される。なお、高橋弘厚の子、興光が高橋本家を継いでいる。
展望
★
登城の疲労度
★★★
# 登城 2008年3月
所在地 安芸高田市美土里町横田
1:松尾城 2:日野原城 3:河内山城 4:俄々羅尾城 5:猪掛城
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