高山城 (三原市)

高山城を訪れるのは今回が二回目だった。前回は下草も生い茂り荒れた山城の雰囲気だったが、今回、訪れてみると下草は刈られ地元の方々が小まめに手を入れておられるのだなと感じた。登城は向かいの新高山城の様に下から登らなくとも、中腹あたりまで車で登れる。それでも残りは崖状態の所もあり、それなりにしんどい。山頂の郭部分は広く本丸、二の丸、北の丸、扇の丸、イワオ丸などの大規模な郭が連なり難攻不落な堅城だったろうと想像出来た。室町期には尼子軍の何度の攻撃にも耐えている。ここまで立派な城なのだから、向かいの新高山城をわざわざ造らなくともと思ったが、毛利家から入った小早川隆景が人心を一新させる必要があったのかもしれない。
城は、1192年に沼田荘の地頭として入った土肥実平から数えて四代目の小早川茂平により築かれ、約350年間、沼田小早川の本拠として機能した。


展望
★★★★★
最寄の駐車場から本丸までの疲労度
★★★
# 最終登城2008年1月
所在地 三原市本郷町本郷
1:高山城 2:新高山城 3:上野城 4:梨羽城 5:日名内城
powered by 地図Z