梨羽城 （三原市）
梨羽城は遠くからもよく分かる遺構だった。
郭周辺の木が伐採され一目で城跡と分かる。登城口には大きな案内板も設置されており、この地区の人達の誇りなのだろう。郭までの登山道はコンクリートで整備され、遺構跡は昔のままの状態。急な登り道であるが足元がしっかりしてるので登りやすい。城跡は小規模であるが山城初心者にとってはお奨めの城。
以下、現地案内板より
梨羽城は梨羽氏の城で小早川九代春平の三男を初代としている。
代々のお墓は今井谷にあります。
関ヶ原戦後慶長年中（1600年）長州（山口県）移転の時、城主六代の位牌を田中家（現在尾道市三成）に預けた。参勤交代の節は墓所、田中家の位牌にまいり下北方心光寺の和尚にたのみ供養される事が明治維新まで行われていた。
●梨羽氏系図
小早川春平（九代）
｜
則平（十代）
令蕉
時春ー潔景ー元仁ー景行ー康平ー友行ー景宗 （以下略）
梨羽城跡 三原市本郷町上北方
現状：山林 保存状況：完存 立地：丘陵頂部 標高179m 比高150m
概要：1郭は30m*25m程度の規模で、南側に2郭に通じる虎口が開く。2郭の北西下には経7mの凹みのある郭があり、井戸郭と思われる。1郭の東側には4条の、3郭の西側には2条の堀切がある。1･2郭の南側斜面には畝状空堀群がある。城主は梨羽氏と伝えられる。
展望
★★★★★
最寄の駐車場から本丸までの疲労度
★★★★
# 登城2008年1月
所在地 三原市本郷町上北方
1:高山城 2:新高山城 3:上野城 4:梨羽城 5:日名内城
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