広島県のお城

曽場ヶ城 (東広島市)

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曽場ヶ城 遠景

 曾場ヶ城は県内の登山愛好家にはよく知られた山で西条盆地を見渡せる絶景のポイントとして知られている。自分が訪れた時は、たまたま雪が残っていたので死にそうな気分になったが、晴れた日にはハイキングに良いと思う。

 曾場ヶ城は杣城とも呼ばれ飯田氏により築城されたと伝えられている。大内氏の安芸国支配の拠点であった鏡山城が比高が低く防御に適さないとの理由で、大内氏の東西条代官陶興房により1527年頃、鏡山城を凌ぐ山城として整備された。城には石垣や郭が整備され、城域は山頂の本丸(標高607m)より東側の尾根沿いに800mも広がり大規模な城だったと推測出来る。しかし比高が高すぎ大規模な山城だったため維持に負担が大きかったのだろうか、大内氏の拠点である守護所は南の槌山城に移され、山陽道の押さえとしては曾場ヶ城近くに当時の県内では最大の平城とされる飯田土居屋敷を築き郡代とした。

以下、入り口の案内板より


曽場が城(大山城)登山道入り口

 飯田と原との境にあり、原側は曽場が城、飯田側からは大山城・飯田城あるいは武士屋敷とよんでいた。宗吉旦が原を水源とする瀬野川が西流する南側に連なる山があり、その中央は水丸山(660.2)であり、その北東の一番端にあるのが標高607.2m・比高380mの曽場が城山である。

曽場ヶ城 矢竹の道

曽場ヶ城 本丸跡

曽場ヶ城 見取り図

展望
★★★★★
最寄の駐車場から本丸までの疲労度
★★★★★

# 登城2008年1月

所在地 東広島市八本松町飯田
1:鏡山城 2:曽場ヶ城 3:槌山城 4:飯田土居屋敷 5:鬼が丸城


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