堀城 (東広島市福富町久芳)

堀城は福富町の中心部の小丘に立地する。2007年11月に東広島市教育文化振興事業団文化財センターにより、国道375号線の改良工事に伴い調査されたらしいので訪れてみた。城は14世紀後半から16世紀にかけてのものらしく、調査では中世の土器やら陶器が発見され西側の堀の構造が調べられたとの事。
自分も早速、西側から本丸跡らしき所へと登ってみた。比高は15mなので、すぐ登れた。現状は昔のまま保存されている。言い換えるならば、手付かずの放置山城状態。曲輪の規模は単郭構造で広くなく、本丸の削平地は竹やら木々で覆われている。典型的な地域の領主館規模で丘城の形態だった。
久芳は沼田小早川の領地だったが大内家に占領された。堀城主は大内氏家臣の江間氏と伝えられ、この地の久芳の名から久芳氏と名乗った。



展望
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最寄の駐車場から本丸までの疲労度
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# 登城2008年1月
所在地 東広島市福富町久芳
1:堀城 2:見張城 3:松田城 4:狐城
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