広島県のお城

桜尾城 (廿日市市)

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桜尾城 01
 現在、桂公園となっている桜尾城は厳島神主家により本土側の拠点として築かれたとされる(1221年頃)。国人領主化した厳島神主家は神領地をめぐって守護武田氏と抗争を繰り返した。その後、大内氏に属するようになるが、1541年、大内氏を離反したため大内氏に攻められ300余年続いた厳島神主家は滅ぼされた。
 大内義隆が重臣の陶晴賢に下克上にあい謀殺されると、桜尾城は毛利元就に攻められ毛利家の城となる。城主には桂元澄をおき陶軍への備えとした。元就は桂元澄に陶晴賢に内応するとの密書を書かせ、それを信じた陶晴賢は全軍を厳島に向かわせ厳島合戦により陶晴賢は討ち取られてしまう。その後、元就の防長攻略の拠点となり攻略後は毛利元清が城主として入った。関ヶ原の戦いの戦後処理で毛利家が防長に移封されると廃城となった。




桜尾城 02

# 登城2007年11月

所在地 : 廿日市市桜尾本町
1:亀井城 2:門山城 3:桜尾城


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