広島県のお城

亀居城 (大竹市)

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亀居城01
 現在、亀居公園として整備されている亀居城跡。駐車場も整備されている。
 福島正則が築いた支城だが、支城だからとあまり期待せずに訪れたら余りに立派なのでたまげた城である。規模や石垣などからみても堅固な城だったと容易に推測できる。完成間もなく廃城となったらしいが実に惜しい。



以下 案内板より


市指定史跡 亀居城跡

 慶長5年(1600年)、関が原の合戦に敗れた西軍の盟主毛利輝元は領国八カ国のうち防長二カ国を与えられ、その本城広島を去り、東軍に味方した豊臣恩顧の武将福島正則が芸備二カ国を与えられて、そのあとに入りました。広島に入った正則は直ちに領国の経営に乗り出す一方、小方・三次・東城・三原・神辺・鞆に支城を置いて守りを固めました。このとき小方の城将には甥の福島伯耆(一万石)を配備して、慶長8年(1603年)から築城をはじめました。築城に際しては、水野次郎右衛門が総奉行、片尻飛騨が大工棟梁として指揮にあたりました。五年の歳月を経た慶長13年(1608年)にこの城は完成しましたが、不幸にして城将福島伯耆は完成の前年他界したので、これに代わって守将山田小右衛門、森佐助の両名が兵を率いて入城しました。

 海に面したこの城の規模は、面積十町歩(992a)、周囲十八町(1960m)におよび、山頂に本丸、これに二の丸・三の丸・有の丸・なしの丸・松の丸・名古屋丸・捨の丸の八台が続き、本丸と有の丸の横に詰の丸、その下に鏡の丸・妙見丸があって、合計十一台よりなり、また海に面しない部分の周囲には、新町川の流水や海水を導入した堀や、から堀が掘り巡らされていたと言われてます。なお、この城が亀居城と称されたのは城地が亀の伏した形に似ていたことに由来します。

 かくして亀居城は広島本城の支城として、毛利氏に対する軍事的見地から脚光を浴びましたが、この頃、正則に対する幕府の圧力は非常にきびしく、完成間もない慶長十六年(1611年)、この城は取り壊される運命となりました。

亀居城02

亀居城03

展望
★★★★
最寄の駐車場から本丸までの疲労度
★★

# 登城2007年11月

住所 : 広島県大竹市小方2丁目
1:亀井城 2:門山城 3:桜尾城


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