扇山城 (府中市)

写真の善昌寺の裏山が扇山城跡。山頂の本丸跡まで車で行けて眺めも良い。上下と言えば江戸時代に天領であったことから古い町並みが有名だが、江戸期以前から、この地が重要な地で堅固な城を築く必要があったのだと感じた。
以下、案内板より
府中市指定史跡 扇山城址 (護国山城址)
「平家物語」の「信連合戦」に記されている高倉殿に仕えていた長谷部信連の流れをくむといわれる城主長谷部氏は南北朝争乱の時、北朝方に属し、南朝方有福城の竹内氏との戦を始め数々の戦に参加して戦功をたてたので、暦応3年(1340)上下の地頭に任ぜられ、前地頭斉藤氏の後、丹下城を賜わり根拠地としていた。その後戦国時代に至り、長谷部大蔵左衛門慰元信により領域は拡大され、居城も此の地に移されたものである。山は傾斜急峻で比高160m余り20くらいの郭を配し、要所は石垣を築く等、全山を城郭化している堅固な山城であった。関が原合戦の後毛利氏の移転に伴い、長谷部氏も主流は萩に移住し、当城は廃城となったといわれる。
本丸跡

展望

展望
★★★★★
最寄の駐車場から本丸までの疲労度
★
# 登城2007年11月
所在地 府中市上下町上下
1:八ツ尾城 2:淵上城 3:楢崎城 4:扇山城 5:有福城
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