広島県のお城

面山城 (安芸高田市)

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面山城 遠景

 面山城は佐々部氏の居城であった事で知られている。現在、公園として整備され駐車場も登山道も完備。整備された登城口より、いざ登城と意気込んだのだが、急な夕立になってしまった。雨の中を濡れてまで城めぐりをする理由はなし。そそくさと車に戻った。いつかまた、気が向いたら登城してみたいと思う。

以下、現地案内板より


高宮町史跡 面山城跡

 佐々部氏は、はじめ高階姓を名乗っていたが、ここ佐々部村志部府面山(免山とも)に城を築き佐々部と称した。
 初代若狭守承代(?~1527年)が、佐々部村五十貫分の牛首城に移るまでの在城期間は不明であるが、当時志部府は交通の要所で、その後も佐々部の中心地として栄えた。天正19(1591)年の「八箇国御時代分限帳」によると、佐々部氏の名が見え、郡内最高額の目代給があげられている。
「蛇多き故に牛首城に移る」と旧記に見えるが、もとより真偽のほどは不明である。
 佐々部氏は、近隣の諸豪族、須那の高橋氏・甲立の宍戸氏などと姻戚関係を結び、地位の保全を図った。毛利氏台頭後は、その麾下に入り、宍戸氏の配下にあって重んじられた。
城跡は、南に低い丘陵を見下ろす標高428mの山頂にある。遺構は、七つの郭と三条の堀切と一条の竪堀からなる。西から東に向かってほぼ一張りに張り出した山頂をうまく利用して、三つの郭を設けている。主郭は、東と西に空堀を掘り一段高い位置にある。
 本丸とも呼ばれる山頂の郭に立つと、南東に伸びる尾根筋2kmの先端に牛首城を望むことができる。

 平成14年3月25日 高宮町教育委員会 高宮町文化財保護審議会

面山城 登城口

# 登城 2008年3月

所在地 安芸高田市佐々部志部府
1:猪掛城 2:高橋城 3:牛首城 4:仁後城 5:面山城


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