広島県のお城

壬生城 (北広島町)

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壬生城 遠景

 壬生城は高峰城とも呼ばれている。山麓の壬生神社境内の裏側(西側)より登山道がもうけられており、城域は公園として整備されているので訪れやすい。本丸跡は下草もかられ木も伐採されてるので壬生の町もよく見える。山麓の案内板には本丸から三の丸までと書かれてあったが、本丸周辺に削平されたと思われる場所が他にも何ヶ所かあった。これらは後世に整備されたものかもしれない。

以下、山麓の案内板より


高峰公園 いこいの森

 いこいの森は、城山と呼ばれて広く親しまれてきた高峰城跡に造られています。壬生の町の背後にそびえるこの山は、この地方に大きな勢力を持っていた山県氏(壬生氏)の居城でしたが、数度の合戦の後、享禄3年(1530)には、毛利氏によって完全に滅ぼされ、壬生の地は毛利氏の直接支配下に置かれることになりました。
 城は海抜357mの小高い丘の山の上に築かれ、北側に本丸・二の丸が、南側に突き出たゆるやかな尾根に三の丸があります。また城の東側のふもとには、北から壬生城主のものと伝えられる墓、壬生八幡宮と共に古くから崇敬された大歳神社山県氏の菩提寺と伝えられる善堤寺跡、壬生八幡宮跡、毛利元就が建立した壬生新宮社(現壬生神社)が、南側のふもとには同じく山県氏の菩提寺とされる多聞寺が並んでいます。これらの寺社は、この地域の人々の厚い信仰心を示していますが、同時に合戦の時は城を防衛するための拠点にもなったものと思われます。
 壬生神社横の登山道を登ると、約15分で頂上に着き、山頂からは壬生市街はもとより千代田町の主要部が一望できます。特に毎年四月第三日曜日に行われる「つつじ祭り」の前後には、全山がつつじの花におおわれ、大変見事な眺めが見られます。
 
壬生城 本丸跡

壬生城 見取り図

展望
★★★★
登城の疲労度
★★

# 登城 2008年3月

所在地 北広島町壬生
1:壬生城 2:有田城 3:今田城 4:寺原城 5:余谷城


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